スイガム博士はこのテキストの第1課で、よい人間関係について次のように言っています。「良い人間関係は、幸福な人生にとって欠くことのできないも
のです。私たちはそのことを知っています。それにもかかわらず、私たちの多くは自分の周りにいる人々と、意味のある、そして価値のある人間関係を持ち、そ
れを維持していこうと一生懸命に努力しても、必ずしも常にうまくいくとは限らないということを認めざるを得ないのです。
私たちは、心の中では『良い人間関係』を持ちたいと願っているのですが、私たちの人生や人間関係においては、望み通りにならなかったという経験が多いの
です。人間関係がうまくいくかどうかは、決して偶然からではないのです。それどころか、良い人間関係は、複雑な技術を学び、応用してこそ得られるものなの
です。」
そこで第1課では、良い人間関係のために次の5つのことが強調されます。
1 健全な自己愛
2 自己を崇拝しない自己愛
3 他人の弱点や不完全さに対する寛大さ
4 個性の尊重
5 神との生き生きとした力強い関係
第2課では、良い人間関係にとって欠かせないものは「感受性」であって、よく見る目、よく聞く耳、良く感じる心を持つほか、時と気分と状況に対して敏感であることの大切さを教えます。
第3課では、思慮深い話し方と、言葉の節約、よくほめ、優しい話し方をして、人の感情を傷つけず、善意を引き出すことなど。
第4課では、性急な判断と、性急な誓いをすることを避けて、信頼を深める方法など。
第5課では、誇りと傲慢、嫉妬とねたみ、怒り、論争好き、復讐心、ケンカ早い性格、残忍さ、などを制御することによって、隣人との良い人間関係を得る方法について。
第6課では、他人の経験と、知恵から学ぶことの大切さ。
第7課では、神 により頼むことによって、良い人関係が得られることについて学びます。
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